富澤一誠
37年ぶりに奇跡の復活をはたした“マーク”の衝撃!
富澤一誠
1970年代フォーク・グループの横綱は“かぐや姫”と“ガロ”と言っていい。等身大の青春時代を描いた“四畳半フォーク”のかぐや姫に対して、オシャレなポップセンスと垢抜けたファッション・センスで“日本のCSN&Y(クロスビィ、スティルス、ナッシュ・アンド・ヤング)”と異名を取ったガロは、いうならば現在の〈Jポップのパイオニア〉である。本来ならば“パイオニア”としてガロはミュージック史にさん然と輝いていなければならないはずだが、1976年に解散して以来、ぷっつりと姿を消してしまった。今やトミーが亡くなっているために再結成も不可能だ。唯一ボーカルが「学生街の喫茶店」を頑張って歌い継いで“名曲”の命を守っているのが現状である。その意味では、解散した76年に“ガロ”は消滅して封印されてしまったのだ。
しかし、その封印が37年ぶりに解かれることになった。全盛期のガロの“顔”だったマークが、解散以来37年ぶりに“復活”することになったからだ。吉田拓郎、井上陽水、南こうせつと並ぶ“フォーク界のスーパースター”マークの37年ぶりの復活は奇跡と言っていいだろう。37年間の眠りから醒めたマークは、Jポップ・シーンに衝撃を与えてくれるに違いない。
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